夏は花々が咲き誇り、果物のフルーティーな香りが漂う季節(jié)となる。ここでは、そんな夏の香りを感じることのできる味と見た目に優(yōu)れた中國の料理とスイーツを紹介していこう。

【ハスの花びらフライ甘酒風(fēng)味】

摘んだばかりの新鮮なハスの花びらを刻み、自家製の甘酒と混ぜて冷凍。スティック狀にカットしてライスペーパーで包み、卵液とパン粉を付けてカラッと揚げれば、サクサクとした食感でさっぱりした味わいのハスの花びらフライ甘酒風(fēng)味のできあがり！

【ハスの実入り豚肉の醤油煮】

さっぱりとしていて、熱やのぼせを緩和してくれる作用のある新鮮なハスの実を「紅焼肉（豚肉の醤油煮）」に入れると、その油っこさを和らげてくれる。また肉の旨みがしみ込んだハスの実も絶品。

【ジャスミン入り卵炒め】

ジャスミンの花は雪のように白く上品で、その甘い香りは心地良さを感じさせてくれる。そんなジャスミンの蕾を卵と一緒に炒めると、とてもおいしい料理となる。卵をよくかき混ぜた後、ジャスミンの蕾を入れて、フライパンで炒めるだけで出來上がり。

【ミカンの皮入りピリ辛ソース炒め】

「橘皮杠醤（ミカンの皮入りピリ辛ソース炒め）」は、浙江省衢州市の人々が好む味と、安徽省の人々が好む味を組み合わせて作っている。スッキリとした柑橘系の味わいと楽しめるミカンの皮と牛肉、青唐辛子をしょっぱく、ピリ辛のソースで炒め、蒸したての饅頭(蒸しパン)に挾んで食べれば、幸せな気分に。

【ライチのエビ包み揚げ】

ライチはフルーツとしてそのまま食べるだけでなく、それを使って美味しい料理を作ることもできる。ライチの皮をむき、種を取り、エビで作ったつみれでライチを包み、団子狀に丸めて、さらに米粉を揚げて作った「脆花粒」をまぶして弱火でゆっくり揚げれば、ジューシーな甘みとエビのプリプリ感を味わえるライチのエビ包み揚げの出來上がり。

【ヨーグルトのアイスドリンク】

新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)の夏の飲み物として欠かせないのが、「ドガップ（ヨーグルトのアイスドリンク）」。細(xì)かく砕いた氷に、ヨーグルトや蜂蜜、桑の実、ブドウを加え、お碗の中で軽くかき混ぜる。それからお碗の中身を高さ1～2メートルほど上に放り投げ、落ちてくる中身を再びお碗で受け止める。ひと目を引くこのパフォーマンスにより、ヨーグルトの酸味と蜂蜜の甘みがうまく混ざり合い、冷たくてスッキリとした味わいのアイスドリンクが出來上がる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月26日